(MTG翻訳記事)スゥルタイミッドレンジ サイドボードガイド(後半) by Martin Juza
こちらの翻訳記事の後編、サイドボード編です。
- スゥルタイミラー
- ゴルガリミッドレンジ
- エスパーコントロール
- イゼットドレイク
- 赤単
- ターボネクサス&《荒野の再生/Wilderness Reclamation》
- エスパーミッドレンジ
- 青単アグロ
- ギルド門コントロール
スゥルタイミラー
Out
4《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》
1《喪心/Cast Down》
In
3《正気泥棒/Thief of Sanity》
1《人質取り/Hostage Taker》
1《最古再誕/The Eldest Reborn》
このミラーは頻出し、片方のプレイヤーのライブラリーアウトによって決着がつくことも珍しくはないです。
最も重要なカードは《ビビアン・リード/Vivien Reid》と《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》です。サイドボード後に《正気泥棒/Thief of Sanity》を引き込むことが出来れば、魅了されること間違いありません。
《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》は大体そこらへんをふらつき周り、有効な攻撃も出来ず、ハイドロやプレインズウォーカーに対して相互作用することもないので、抜いてしまいましょう。
《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》も間違いなく非常に良いのですが、フルタップでターンを渡す事が多く、構えるためにハイドロのコストを2マナ下げる事はしたくないので、非常にわかりやすいです。
もし対戦相手も《正気泥棒/Thief of Sanity》を使用しているのであれば、《喪心/Cast Down》は多めにキープしても良いでしょう。特に1-1の時には。
ゴルガリミッドレンジ
Out
2《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》
3《喪心/Cast Down》
In
3《正気泥棒/Thief of Sanity》
1《人質取り/Hostage Taker》
1《最古再誕/The Eldest Reborn》
基本はスゥルタイとほぼ同じですが、相手はハイドロに変わり《殺戮の暴君/Carnage Tyrant》を持っています。これは《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》が暴君をブロックするのに非常に有用な事を意味する一方、《喪心/Cast Down》は良い対象が存在しません。
エスパーコントロール
Out
3《喪心/Cast Down》
2《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》
1《人質取り/Hostage Taker》
1《採取+最終/Find+Finality》
4《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》
In
3《正気泥棒/Thief of Sanity》
1《最古再誕/The Eldest Reborn》
4《強迫/Duress》
2《否認/Negate》
1《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
こちらのクリーチャーが全て除去されてしまうため、第1ゲームは不利ですが、早期にプレインズウォーカーを立てることが出来ればまだ勝機は有ります。
サイドボード後は、ハンデスとカウンターを引き込んだ瞬間に事態は非常に良化します。
《正気泥棒/Thief of Sanity》は良い対抗手段です。《吸収/Absorb》。《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》、《思考消去/Thought Erasure》の様なカードを引き当てることの出来る小さな脅威ですから。相手も《正気泥棒/Thief of Sanity》を持っているようでしたら、特に1-1時は何枚かの《喪心/Cast Down》をキープしましょう。
イゼットドレイク
Out
4《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》
3《採取+最終/Find+Finality》
In
1《喪心/Cast Down》
1《最古再誕/The Eldest Reborn》
1《人質取り/Hostage Taker》
4《強迫/Duress》
カウンターを入れる事は個人的にあまり好きではないので、お勧めしません。《否認/Negate》を構える事は簡単でも対戦相手はドレイクをプレイしてきますし、《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》を構えても2マナスペルを3枚唱えたり、《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》をプレイしてきます。
《強迫/Duress》はあなたの4,5マナスペルをカウンターさせなくするのに非常に役に立ちます。
《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》には気をつけてください。奴らは《幻惑の旋律/Entrancing Melody》をサイドに入れており、X=2だけで持って行ってしまいます。
赤単
Out
2《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》
2《採取+最終/Find+Finality》
1《人質取り/Hostage Taker》
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
In
2《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》
1《喪心/Cast Down》
4《強迫/Duress》
2《否認/Negate》
《強迫/Duress》の為にラノエルを抜くことを完全に信じ切ってはいないが、せめて鎖回しに対抗したい。2マナまでにはプレイしたいが、まだ十分ではない。
《実験の狂乱/Experimental Frenzy》を破壊し、《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》を持ってこれる為、《ビビアン・リード/Vivien Reid》をキープするのが好きです。
キーカードは明確に《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》です。《稲妻の一撃/Lightning Strike》に対して『裸で』プレイしないようにしてみてください。フルタップを待って、返しのターンに探検クリーチャーと一緒に出すのです。
《正気泥棒/Thief of Sanity》を投入して相手のバーンカードや《舞台照らし/Light Up the Stage》を奪いたいところですが、そうするにはすこし倒されやすすぎます。
ターボネクサス&《荒野の再生/Wilderness Reclamation》
Out
2《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》
1《人質取り/Hostage Taker》
3《喪心/Cast Down》
2《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》
3《採取+最終/Find+Finality》
1《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》
In
3《正気泥棒/Thief of Sanity》
2《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》
4《強迫/Duress》
2《否認/Negate》
1《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
サイドボーディングは相手のプレイするカードによって変わってきますが、根本的な考え方は非常に単純で、『ハンデスやカウンターにより除去呪文を消し去る』事です。
気とどめておいてほしいのは、相手は恐らく常に《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》を持っているので、それに対抗する手段を持っておいてください。
《ビビアン・リード/Vivien Reid》と《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》が突破口です。
《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》が見えた場合、《最古再誕/The Eldest Reborn》をサイドインするか、《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》を何枚かキープします。《荒野の再生/Wilderness Reclamation》を用いたターボネクサスが流行ってきた場合、《喪心/Cast Down》を《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》に変えようかと思います。
エスパーミッドレンジ
Out
4《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》
2 ???
In
3《正気泥棒/Thief of Sanity》
1《人質取り/Hostage Taker》
1《喪心/Cast Down》
1《最古再誕/The Eldest Reborn》
あまりこのデッキと対戦したことがない為、もう2枚を何を抜くべきかはまだはっきりしていません。高コストのカードを多く投入しているため、恐らく《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》か《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》のどちらかです。
問題点となる相手のカードは、《正気泥棒/Thief of Sanity》、《人質取り/Hostage Taker》、《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》ですので、解答となる除去手段を確保しておきましょう。
《第1管区の勇士/Hero of Precinct One》のようなカードは除去しません。トークン達は《採取+最終/Find+Finality》で消え去りますから。
青単アグロ
Out
2《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》
3《ビビアン・リード/Vivien Reid》
3《採取+最終/Find+Finality》
In
1《喪心/Cast Down》
1《人質取り/Hostage Taker》
3《正気泥棒/Thief of Sanity》
3《強迫/Duress》
対青単への勝利の鍵は、相手の《潜水/Dive Down》や《呪文貫き/Spell Pierce》の前にカードをプレイしないことです。
ダメージレースが優位になるようにしたり、常にアンタップにさせたままで、毎ターンマナを使わせない事が常に有効です。
高コストのプレインズウォーカー達や《採取+最終/Find+Finality》は抜き去ってしまいましょう。
《正気泥棒/Thief of Sanity》はブロッカーとしても、カウンターや飛行持ちを奪うのにも非常に有効ですので、このマッチアップでは非常に効果的です。
ギルド門コントロール
Out
3《採取+最終/Find+Finality》
4《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》
1《人質取り/Hostage Taker》
In
4《強迫/Duress》
2《否認/Negate》
1《喪心/Cast Down》
1《最古再誕/The Eldest Reborn》
《燃え立つ門/Gates Ablaze》を無理に克服しないようする事と、相手のクリーチャーを確実に除去する為の札を確保しておく事が大切です。
《強迫/Duress》はあなたのゲームプランを助けてくれるでしょう。
プレインズウォーカーは非常に有効な対抗手段です。相手はクリーチャーでの攻撃以外での除去手段を持たないので。
リアルでもアリーナでも全く同じ構築でマッチラダーを回していますが、非常に好感触です。
《正気泥棒/Thief of Sanity》は本当に強いです。冗談抜きでこの一枚でゲーム終わる事も多々あります。