謙虚にして驕らず

充実した日々を目指して。

(MTG翻訳記事)スゥルタイミッドレンジ サイドボードガイド(後半) by Martin Juza

 

こちらの翻訳記事の後編、サイドボード編です。

 

rockfield.hatenablog.com

 

 

スゥルタイミラー

Out

4《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》

1《喪心/Cast Down》

 

In

3《正気泥棒/Thief of Sanity》

1《人質取り/Hostage Taker》

1《最古再誕/The Eldest Reborn》

 

このミラーは頻出し、片方のプレイヤーのライブラリーアウトによって決着がつくことも珍しくはないです。

最も重要なカードは《ビビアン・リード/Vivien Reid》と《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》です。サイドボード後に《正気泥棒/Thief of Sanity》を引き込むことが出来れば、魅了されること間違いありません。

《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》は大体そこらへんをふらつき周り、有効な攻撃も出来ず、ハイドロやプレインズウォーカーに対して相互作用することもないので、抜いてしまいましょう。

《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》も間違いなく非常に良いのですが、フルタップでターンを渡す事が多く、構えるためにハイドロのコストを2マナ下げる事はしたくないので、非常にわかりやすいです。

もし対戦相手も《正気泥棒/Thief of Sanity》を使用しているのであれば、《喪心/Cast Down》は多めにキープしても良いでしょう。特に1-1の時には。

 

 

ゴルガリミッドレンジ 

Out

2《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》

3《喪心/Cast Down》

 

In

3《正気泥棒/Thief of Sanity》

1《人質取り/Hostage Taker》

1《最古再誕/The Eldest Reborn》

 

基本はスゥルタイとほぼ同じですが、相手はハイドロに変わり《殺戮の暴君/Carnage Tyrant》を持っています。これは《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》が暴君をブロックするのに非常に有用な事を意味する一方、《喪心/Cast Down》は良い対象が存在しません。

 

 

エスパーコントロール

Out

3《喪心/Cast Down》

2《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》

1《人質取り/Hostage Taker》

1《採取+最終/Find+Finality》

4《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》

 

In

3《正気泥棒/Thief of Sanity》

1《最古再誕/The Eldest Reborn》

4《強迫/Duress》

2《否認/Negate》

1《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》

こちらのクリーチャーが全て除去されてしまうため、第1ゲームは不利ですが、早期にプレインズウォーカーを立てることが出来ればまだ勝機は有ります。

サイドボード後は、ハンデスとカウンターを引き込んだ瞬間に事態は非常に良化します。

《正気泥棒/Thief of Sanity》は良い対抗手段です。《吸収/Absorb》。《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》、《思考消去/Thought Erasure》の様なカードを引き当てることの出来る小さな脅威ですから。相手も《正気泥棒/Thief of Sanity》を持っているようでしたら、特に1-1時は何枚かの《喪心/Cast Down》をキープしましょう。

 

 

イゼットドレイク

Out

4《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》

3《採取+最終/Find+Finality》

 

In

1《喪心/Cast Down》

1《最古再誕/The Eldest Reborn》

1《人質取り/Hostage Taker》

4《強迫/Duress》

カウンターを入れる事は個人的にあまり好きではないので、お勧めしません。《否認/Negate》を構える事は簡単でも対戦相手はドレイクをプレイしてきますし、《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》を構えても2マナスペルを3枚唱えたり、《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》をプレイしてきます。

《強迫/Duress》はあなたの4,5マナスペルをカウンターさせなくするのに非常に役に立ちます。

《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》には気をつけてください。奴らは《幻惑の旋律/Entrancing Melody》をサイドに入れており、X=2だけで持って行ってしまいます。

 

 

赤単

Out

2《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》

2《採取+最終/Find+Finality》

1《人質取り/Hostage Taker》

4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》

 

In

2《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》

1《喪心/Cast Down》

4《強迫/Duress》

2《否認/Negate》

 

《強迫/Duress》の為にラノエルを抜くことを完全に信じ切ってはいないが、せめて鎖回しに対抗したい。2マナまでにはプレイしたいが、まだ十分ではない。

《実験の狂乱/Experimental Frenzy》を破壊し、《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》を持ってこれる為、《ビビアン・リード/Vivien Reid》をキープするのが好きです。

キーカードは明確に《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》です。《稲妻の一撃/Lightning Strike》に対して『裸で』プレイしないようにしてみてください。フルタップを待って、返しのターンに探検クリーチャーと一緒に出すのです。

《正気泥棒/Thief of Sanity》を投入して相手のバーンカードや《舞台照らし/Light Up the Stage》を奪いたいところですが、そうするにはすこし倒されやすすぎます。

 

 

ターボネクサス&《荒野の再生/Wilderness Reclamation》

Out

2《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》

1《人質取り/Hostage Taker》

3《喪心/Cast Down》

2《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》

3《採取+最終/Find+Finality》

1《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》

 

In

3《正気泥棒/Thief of Sanity》

2《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》

4《強迫/Duress》

2《否認/Negate》

1《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》

 

サイドボーディングは相手のプレイするカードによって変わってきますが、根本的な考え方は非常に単純で、『ハンデスやカウンターにより除去呪文を消し去る』事です

気とどめておいてほしいのは、相手は恐らく常に《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》を持っているので、それに対抗する手段を持っておいてください。

《ビビアン・リード/Vivien Reid》と《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》が突破口です。

《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》が見えた場合、《最古再誕/The Eldest Reborn》をサイドインするか、《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》を何枚かキープします。《荒野の再生/Wilderness Reclamation》を用いたターボネクサスが流行ってきた場合、《喪心/Cast Down》を《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》に変えようかと思います。

 

 

エスパーミッドレンジ

Out

4《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》

2 ??? 

In

3《正気泥棒/Thief of Sanity》

1《人質取り/Hostage Taker》

1《喪心/Cast Down》

1《最古再誕/The Eldest Reborn》

 

あまりこのデッキと対戦したことがない為、もう2枚を何を抜くべきかはまだはっきりしていません。高コストのカードを多く投入しているため、恐らく《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》か《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》のどちらかです。

問題点となる相手のカードは、《正気泥棒/Thief of Sanity》、《人質取り/Hostage Taker》、《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》ですので、解答となる除去手段を確保しておきましょう。

《第1管区の勇士/Hero of Precinct One》のようなカードは除去しません。トークン達は《採取+最終/Find+Finality》で消え去りますから。

 

 

青単アグロ

Out

2《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》

3《ビビアン・リード/Vivien Reid》

3《採取+最終/Find+Finality》

 

In

1《喪心/Cast Down》

1《人質取り/Hostage Taker》

3《正気泥棒/Thief of Sanity》

3《強迫/Duress》

 

対青単への勝利の鍵は、相手の《潜水/Dive Down》や《呪文貫き/Spell Pierce》の前にカードをプレイしないことです。

ダメージレースが優位になるようにしたり、常にアンタップにさせたままで、毎ターンマナを使わせない事が常に有効です。

高コストのプレインズウォーカー達や《採取+最終/Find+Finality》は抜き去ってしまいましょう。

《正気泥棒/Thief of Sanity》はブロッカーとしても、カウンターや飛行持ちを奪うのにも非常に有効ですので、このマッチアップでは非常に効果的です。

 

 

ギルド門コントロール

Out

3《採取+最終/Find+Finality》

4《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》

1《人質取り/Hostage Taker》

 

In

4《強迫/Duress》

2《否認/Negate》

1《喪心/Cast Down》

1《最古再誕/The Eldest Reborn》

 

 

《燃え立つ門/Gates Ablaze》を無理に克服しないようする事と、相手のクリーチャーを確実に除去する為の札を確保しておく事が大切です。

《強迫/Duress》はあなたのゲームプランを助けてくれるでしょう。

プレインズウォーカーは非常に有効な対抗手段です。相手はクリーチャーでの攻撃以外での除去手段を持たないので。

 

 

リアルでもアリーナでも全く同じ構築でマッチラダーを回していますが、非常に好感触です。

《正気泥棒/Thief of Sanity》は本当に強いです。冗談抜きでこの一枚でゲーム終わる事も多々あります。